show-zonoより]]>「Kiss Lonely Good-Bye」 Stevie Wonderhttp://hokazono.exblog.jp/5986581/2007-08-11T22:26:00+09:002007-08-12T10:51:26+09:002007-08-11T22:26:07+09:00show-zonoSoul Music
私は1年後には歩いていないだろう。
そして1年後に、
この道を歩いていたことを振り返り、
私は何を思うのだろうか。
気温37℃を示すビルに設置されたデジタルの温度計。
この暑い夏を忘れることはないだろう。
Stevie Wonderの「Kiss Lonely Good-bye (1996)」。
三部作といわれた彼の黄金期の作品ではない。
だけど紛れもなく、Stevieにしか創造できない世界。
映画「The Adventures of Pinocchio 『ピノッキオ』(1996)」のラスト・シーンのためにStevieによって書き下ろされたこの曲は、
得もしれぬ優しい生命力に溢れていて、
命の大切さ、生きることの素晴らしさを、
こんなにも汚れた私の魂にさえも語りかけてくれた。
If given a chance to live again・・・
I'd change not a single thing・・・
Cause that little chance could sadly mean・・・
That you to me faith wouldn't bring・・・
また今度も支えてくれるだろうか。]]>「Let Me Down Easy」というLove Songhttp://hokazono.exblog.jp/5958191/2007-08-04T22:26:00+09:002007-09-26T22:32:01+09:002007-08-04T22:27:27+09:00show-zonoLove Song
その圧倒的な優しさをもって、
私の魂にゆっくりと浸透し、
全ての不純物を溶解した。
Moog Systhesiezer(ムーグ・シンセサイザー)とファルセット。
このシンプルな組み合わせは、
何物にも換えがたい優しさと、
何物にも換えがたい美しさと、
何物にも換えがたい切なさを、
とても静かに織り成していた。
Isley Brothers(アイズレー・ブラザーズ)の「Let Me Down Easy (1976)」。
この曲がもつ美しさの本当の理由は、
私にはわからない。
論理的に、客観的に、説明することができない。
ただひとつ確実にいえるのは、
私の魂が、理由などなく無邪気に欲するということ。
30℃を下らない東京の夜空に、
静かに響く31年前のメロディ。
Soul Musicはただ美しい。
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「Let Me Down Easy (1976)」 Isley Brothers
]]>「Waiting For You (2001)」 Sheila Ehttp://hokazono.exblog.jp/5928883/2007-07-28T22:01:00+09:002007-09-26T22:33:11+09:002007-07-28T22:01:40+09:00show-zonoCross Over
おそらく隅田川の花火大会。
Sheilaの手によって、原型をとどめないほどにブラッシュアップされた「Waiting For You」というこの曲は、
女性は40代に突入しても、こうも美しくあり続けられるということを、
優しく諭すように教えてくれる。
この、たおやかさは、
20年前に「Sex Cymbal」(セックス・シンバル)と呼ばれた女性が
時を経て、また別の美しさを手に入れたということに他ならない。
裏ジャケットの白いドレスが夏に似合う。
最近、新作をリリースしていないようだが、
Wherever you go・・・Whatever you do・・
君が何処にいても・・何をしていようと・・、
I will be right here・・waiting for you・・
僕は君をここで待っている・・。
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「Wating for You (2001)」 Sheila E
]]>「Give Her A Call」 Gil Scott-Heronhttp://hokazono.exblog.jp/5899656/2007-07-21T22:42:00+09:002007-09-26T22:33:59+09:002007-07-21T22:42:05+09:00show-zonoCross Over
心身ともにベッドに深く沈みこんで、
目覚める予定のない眠りにつく。
1970年代に「詩人」と呼ばれた男による、
枯れた美しさを感じさせる曲に針を落とそう。
なんの機微のない人間たちにとっては、
絶望的に聴こえるほど、暗い影をもつメロディなんだろうな。
だけど、今の自分にはこのくらいが丁度良い。
どんな人間も、
生を受けた瞬間から、死への長い道のりを歩み始める。
だから人間は美しく生きなければならない。
己に嘘をつくことなく、
正直に生きなければならない。
今の私には、それができているだろうか。
Gil Scott-Heron(ギル・スコット・ヘロン)の「Give Her A Call (1994)」。
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「Give Her A Call (1993)」 Gil Scott-Heron
]]>「Stay (1995)」 Jody Watleyhttp://hokazono.exblog.jp/5869935/2007-07-14T23:04:00+09:002007-09-26T22:34:51+09:002007-07-14T23:04:37+09:00show-zonoSoul Music
私が、忌み嫌っていたこの街も、
帰り道を少し変えるだけで、
得も知れぬ美しい一面を見せた。
その美しさに気づき、
そして、愛おしさを感じ始めたとき。
それが私にとっての潮時なのだ。
これまでもずっと、そうだった。
多分、これからもずっと。
普段、めったに触れることのないJody Watley(ジョディー・ワトリー)の
「Stay (1995)」。
Stay・・baby・・please・・stay・・
Please・・don’t・・go・・
こんな声が、小さくなり聞こえなくなるのを
また聞いてしまうのだろうか。
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「Stay (1995)」 Jody Watley
]]>「Wishing On A Star」というLove Songhttp://hokazono.exblog.jp/5840281/2007-07-07T23:22:00+09:002007-09-26T22:35:36+09:002007-07-07T23:22:19+09:00show-zonoLove Song
天の川に隔てられた恋人、織り姫と彦星が年に一度会えるという伝説がある。
ただし、7月7日の夜が晴れていることが条件である。
人々はこの晩の晴天を願い、その思いを短冊に託すようだが、
私は、星にまつわる美しい曲をご紹介して、なんとかこの2人を引き合わせようと思う。
「Wishing On A Star」という曲は、Rose Royce(ローズ・ロイス)という1970年代のソウル・グループが1978年にリリースした曲であるが、その後も数多くのアーティストにカバーされたSoul Musicの名曲である。
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「Any Time, Any Place (1995)」 & 「Rope Burn (1997)」 Janet Jackson]]>「Isley meets Bacharach (2003)」http://hokazono.exblog.jp/5778498/2007-06-23T23:01:00+09:002007-08-04T15:03:30+09:002007-06-23T23:01:39+09:00show-zonoCross Over
やばい、すごい笑ってるし。
Until you find the love you've missed ・・you're nothing・・
今まで知らずに来た愛に気付かなければ・・意味がないんだよ・・。
When you walk let your heart lead the way・・
心に導かれて歩いていけばいい・・。
やばい・・溶けそうだ・・。
そして、Bacharachのあまりにもロマンティックな曲の数々を、
「メロウネス」を最大の武器とするRonald Isleyが、
これでもかというほどにたたみ掛ける。
そして、「A House Is Not A Home」・・。
眼に染みる曲というのも本当にめずらしい。
札幌出身の部下にもらったアイヌネギのしょうゆ漬けが本当に美味い。
そんなことでも考えていないと・・、このオッサン2人のなすがままになる。
しかしこのアルバムの全てが終了したときには、
やはり、なすがままになってしまった。
オッサン2人は、また来るよといって帰っていった。
なんてタチの悪い2人なんだろうか。
「お詫び」
しばらく予告を守れない状況が続いておりますので、あえてしばらくはいたしません。
予告なしの「Soul Musicを聴こう」を引き続きお楽しみください。]]>「I Don’t Want It (1994)」 Ray Haydenhttp://hokazono.exblog.jp/5746293/2007-06-17T00:07:00+09:002007-07-28T16:18:24+09:002007-06-17T00:07:58+09:00show-zonoCross Over
私の精神を根こそぎ侵食しないから、
夜の東京を疾走するときに携える。
時速100kmを簡単に振り切る世界観は、
自らの生命の危険度を知らせるためか、
神経が異常なほどに過敏になる。
お台場からレインボー・ブリッジを射程圏内にとらえ、
スピーカーからはRay Hayden(レイ・ヘイデン)の「I Don’t Want It (1994)」のイントロが滑り出す。
スロープの上り坂を、スロットルを全開にして駆け上がる。
この「I Don’t Want It (1994)」のランニングタイム8分35秒が終わる頃には、
私は、必ずシャッターの降りはじめる銀座にいる。
Soul Musicに馴染まない人間にとっては、
意味不明なループ。
理解不能なグルーブ。
受け入れることの出来ない屈折感。
金曜日の些細な幸福感が、
私自身を底から救い出し、
恐らく、私はこれまでより強い人間となり、
あなたのことをこれまで以上に強く守り続けられると思う。
それ以外は何もいらない・・。
そしてあなたもそれ以外を考える必要はない・・。
この屈折した汚れた感性に寄り添っていて欲しい・・。]]>「Love Won't Let Me Wait」というLove Songhttp://hokazono.exblog.jp/5713426/2007-06-09T21:59:00+09:002007-07-28T16:17:57+09:002007-06-09T21:59:15+09:00show-zonoLove Song
「不惑」といわれる年代に突入したというのに。
次回は、Ray Haydenの「I Don't Want It (1994)」についてご紹介いたします。]]> 「Turn Out The Light」 Leon Warehttp://hokazono.exblog.jp/5646202/2007-05-26T23:24:00+09:002007-05-28T21:28:30+09:002007-05-26T23:24:31+09:00show-zonoSoul Music
1976年に生まれたメロディ。
こういうときは色々なことがはっきりと見えてくる。
周囲の人間の本質。
そして音楽の本質。
変形した愛情は、本当の愛ではなく、
それを愛だと勝手に勘違いしていただけのこと。
かさついた肌を保湿してくれるクリームのように保護をしてくれるわけではない。
Leon Wareの「Turn Out The Light (1976)」は、ただ心に寄り添ってくれただけ。
美しい音楽は何もいわずに
ただ、ただ心に添い寝をしてくれただけ。
David T. Walkerという職人のつま弾きから滑り出すそのメロディは、
私の迷いを忘れさせ深い眠りにいざなった。
Coleridge T. Perkinsonがアレンジを手がけ、「I Want You (1976)」の収録候補曲だったこの曲は、
Marvin Gayeの手に渡ることなく、生みの親によってここまで育てられ、
31歳の恐ろしく良いオンナになった、
というところだろうか。
それでは、灯りを消して、
おやすみなさい。
次回は、「『What's Going On』という狂想曲」についてご紹介いたします。
]]>「David T. Walkerが丸の内に舞い降りた夜」http://hokazono.exblog.jp/5611109/2007-05-19T23:07:00+09:002007-05-20T16:21:00+09:002007-05-19T23:07:02+09:00show-zonoSoul Music
私たちは神の舞い降りし場所にたどり着いた。
コットンクラブ東京。
2007年5月12日。
「Tonight ・・・David T. Walker・・・」
赤いじゅうたんの向こうに、もうすぐ舞い降りる。
いつもと明らかに違う客層は、
神との対面を許された人達なのだろうか。
夜7時、
ライトが落ち、舞い降りるべきステージを凝視していた私のわずか1メートル先を、
ギターを脇に抱えたDavid T. Walkerが歩いて通り過ぎた。
「The Real T. (1971)」からそのセッションは始まった。
あまりにも流麗なオブリガード。
収斂されてはちりばめられる和音。
David T. Walkerの紡ぎ出す音の数々は、
魂という不確かな概念が確実に存在することを、
私に嫌というほど知らしめた。
そしてDavid T. Walkerはかまうことなく
ギターという神器を使い、詠い、笑い、泣いた。
あまりにも美しい散乱した和音たちは、
私の鼓膜を通じてその魂を確実に捉え
人間は本当に感動をすると、
涙すら出ないのだということを私に教えてくれた。
あの左手から・・、
Marvin Gayeの「I Want You (1976)」を・・
Leon Wareの「Musical Massage (1976)」を・・
あまりにも美しすぎる70年代Soul Musicの傑作たちを解き放ったことを思うと、
自分がこうして近い距離で静観しているこの事実が、
たまらなく不思議なことに思えた。
神々とのセッションは、
あまりにも短い時間軸。
David T. Walkerはその演奏の全てを終え、ステージを降り退くときに
通路脇にあった私のボックスシートへ歩み寄り、
あろうことか、私と妻の手を握り低い声で
「How was the show・・Did you like it?」
(どうでした・・?楽しんでいただけましたか?)
と語りかけた。
私がこれまで散々愛してきた作品たちを彩った職人の手は、
思いのほか分厚く、柔らかく、しっとりと汗ばんでいた。
丸の内はすっかり暮れてしまい、あまり知られていないその夜の美しさをあらわにし始めた。
私たちは、神の舞い降りし場所をあとにし再び東京の雑踏の中心に還っていった。
ため息しか出なかった。
次回は、Leon Wareの「Turn Out The Light (1976)」についてご紹介いたします。
]]>「I Capricorn (1972)」 Shirley Basseyhttp://hokazono.exblog.jp/5575307/2007-05-13T00:38:00+09:002007-05-13T09:36:22+09:002007-05-13T00:38:16+09:00show-zonoCross Over
大手外資系CD小売業のウェブサイトによると、Shirley Bassey (シャーリー・バッシー)は、「イージー・リスニング」なのだそうだ。
Shirley Basseyは、英国の国民的な黒人女性シンガーである。
007シリーズの「Gold Finger (1964)」や「Diamonds Are Forever (1971)」や「Moonraker (1979)」のテーマ曲は彼女のヴォーカルによるものである。
次回は、「David T. Walkerが丸の内に舞い降りた夜」についてご紹介いたします。]]>「I Like It (1982)」 DeBargehttp://hokazono.exblog.jp/5536927/2007-05-05T22:52:00+09:002007-08-29T22:47:16+09:002007-05-05T22:41:42+09:00show-zonoSoul Music
Peach John(ピーチ・ジョン)という女性下着通販の会社のテレビCFでこの曲が使われていた。