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この「Soul Musicを聴こう」でこのアーティストを取り上げるのは実に3回目である。
これで最後にしようとも思うが、自分自身のなかのこのアーティストに対する強い「こだわり」と1~2回では語り尽くせない「なにか」が何度もそうさせる。 過去にLeon Wareの「Musical Massage(1976)」と彼の「プロデュース作品たち」 について触れたが、今回は「Leon Wareの自身のアルバムたち」について紹介しようと思う。 下の写真の上段左から「Leon Ware (1972)」、「Musical Massage (1976)」、「Inside Is Love (1979)」。中段左から「Rockin' You Eternally (1981)」、「Leon Ware (1982)」、「Undercover (1987)」。下段左から「Taste The Love (1995)」、「Candlelight (2001)」、「Love's Drippin' (2003)」である。 以前もお話したが、私が彼の音楽にのめりこみ始めた10年ほど前は、このアルバムたちは1枚もCD化されておらず、アナログ市場においてもかなりレアであった。彼の音楽に普通に触れることでさえ「至難のワザ」であったのだ。おかげでかなりの「投資」も余儀なくされた。そういう思い出もあり、自分のなかでLeon Wareが一層「価値の高い」アーティストになってしまっているのかもしれない。 彼の音楽の特徴はMarvin Gayeの「I Want You(1976)」に代表される「メロウネス」である。Soul Musicの世界でも他の追随を許さない彼の曲の複雑なコード進行は、Soul Musicマナーを完全に無視した独特の「浮遊感」と「美しさ」に溢れている。 ご紹介した彼自身のアルバムたちは、時代の流れによる手法の違いはあってもその「メロウネス」一貫して一切崩れていない。 恐ろしいことに、最左上の「Leon Ware (1972)」から最右下の「Love's Drippin' ( 2003)」までに31年の時間が流れている。6歳だった私が37歳になっている。 「Leon Ware (1972)」に収録されている「Nothing’s Sweeter Than My Baby’s Love」から「Love's Drippin' ( 2003)」に収録されている「All Around The World」まで一切の温度変化が無く、高度なSoulフリークたちの「耳」を侵食し続けている。彼がいなかったらSoul Musicはここまでソフィスティケイトされていなかったと断言できる。 1940年デトロイト生まれの恐るべき64歳。 まぎれもなく「妖怪」である。 次回は、「For The Love Of You」というLove Songについて紹介いたします。
by show-zono
| 2004-07-20 21:28
| Soul Music
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Comments(17)
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masiemasie at 2004-07-20 22:12
こんばんわ.
私もLeon Wareはまりかけています.Musical Massageは 全編通して相当聴きこみました.. まさに「メロウネス」ですね,他に類を見ない. 次回はIsleyですね,楽しみです!
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ホイットニーかもしれないよ(笑)
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show-zono at 2004-07-20 23:07
masiemasieさん、コメントありがとうございます。
Leon Wareの世界観は真似が出来ないものです。Stevie WonderなどはSoul Musicの世界にフォロワーが多いですが、Leon Wareのフォロワーはいないですよね。それだけ「高度」で「難解」といえるのだと思います。私は彼のもつ独特な「不条理さ」にとても惹かれています。 次回は、また一味違った「メロウネス」について語りたいと思います。お楽しみに。 tanouxさん、私がWhitney Hustonについて一生懸命語るようになったら注意してください。そうなる前にブログを自主的に閉鎖しますので。(笑)
こんにちは。
そう、彼の音楽って難解なんですよね。クラシカルと言うか。そこが良いところでもあり、一般にあまり馴染みがない理由でもあるかと思います。 前にも書きましたが中毒性がね…。なんか「毒」とか「妖」とかそういうキーワードがしっくり来ますね(笑)こう書くとすごく美しい曲を作る人だけに誤解が怖いですが。
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airplay
at 2004-07-21 18:36
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show-zono at 2004-07-21 21:04
Gingerさん、お待ちしておりました。
「なんか「毒」とか「妖」とかそういうキーワードがしっくり来ますね。」そうなんです。Leonのもつ「美しさ」は決して「健康的」なものではないですよね。「屈折感」や「不条理感」をとても強く感じます。それだけに一般的には決してメジャーにはなりきれない部分はあるものの、「中毒性」はとても強いのかもしれません。 airplayさんも以前、ご自身のブログで「Leon Ware (1982)」を取り上げていらっしゃいましたね。収録されている「Deeper Than Love」も決して直線的な曲ではありませんが、Leonのもつ「究極の」美しさをもった曲ですよね。まさに「甘美な媚薬」です。
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2ca-percent at 2004-07-22 02:55
はじめまして。自身のblogでは殆ど音楽に触れていませんが、
SOUL MUSIC大好きです。Isley、OHIOのコメントは ただただ頷くばかりでした。今後どのアーティスト、 アルバム(曲)が取り上げられていくか楽しみです。 リンクもさせて頂きました。では
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show-zono at 2004-07-22 14:03
2ca-percentさん、はじめまして。
馬鹿の横好きですが今後もお付き合いいただけると嬉しいです。 今後も私の大好きなSoul Musicを「自分の言葉」でご紹介して 行きたいと思いますので応援お願いいたします。 私も2ca-percentのさんのブログ「2ca%」にお邪魔させていた だきたいと思います。
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sugar_pepper at 2004-07-23 16:07
何がウレシイって...彼独特の世界を持ち続けていることですよね、現在も。
美しくして難解、でありながら、その軸は今もずれていない。 理屈でざくっと言い切れないけど、僕らが好きな「何か」が確かに在り続けているのです。 そして64歳になった彼が今でもその「何か」を持ち得ていることは驚きでもあります。 中古レコード屋さんにLeon Ware探し、なんてのもよくやりました。 時代は変わりましたね~。(オッサン!?) 特に「Musical Massage 」がCD化されて1,000円台って...。 初めに見た時は、無言&無動作(つまり固まっていた)だったという記憶あり。 流通状況や値段に惑わされることなく、その価値は耳と心臓で噛み締めていようと思ってます。 Leon Wareが送り込んでくる毒とは、なんと素敵なことか。 その毒に反応できる自分で良かった。「俺、万歳!」(すみません、暑いもんで...ちょっと) しかし...難解、中毒、妖怪etc。知らん人が読んだら何を思うのか。(笑) 「これで最後にしようとも思うが~」...え?...いや、まだまだ。
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show-zono at 2004-07-23 22:52
64歳といえば、普通の人は定年退職のあと隠居生活にはいってしまう年齢です。ところがどうでしょう。「Love's Drippin' ( 2003)」の1曲目の「All Around The World」は。ズレとかそういうものが一切ないんです。「Let Go」などに関しても、まさしくLeon節というべき洗練度合です。この年でアーティストであり続けるということはすごいことです。
Gingerさんもいっておられましたが、「難解」、「毒」、「妖怪」・・。Leonをご存じない方が聞いたらさぞ誤解されるような形容ばかりで申し訳ないです。ただ私の少ないボキャブラリーで彼を表現するとどうしてもそうなってしまうのです。 その「毒」に反応できる自分でよかったです。「Viva、俺!」私も暑さにやられたようです。 「これで最後にしようとも思うが・・」ウソですよ。。
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2ca-percent at 2004-07-25 18:21
こんにちは。応援、ハイ!了解しました。
今日SOSBand、Janetと聴いちゃいました。
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show-zono at 2004-07-25 22:10
おぉ。話題的には2週おくれですね。早く追いついてきてください。
SOS Bandは「Sands Of Time」がおすすめです。(笑)
僕も「SANDS OF TIME」がイチオシです。
でもコレ、今は廃盤なんですよね。 「ON THE RISE」とか「JUST THE WAY YOU LIKE IT」も廃盤です。 僕も自分のサイトでSОSバンド紹介したいんですが そんなわけでずっと待機状態。 誰か何とかしてください。>レコ会社の人
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show-zono at 2004-07-27 13:16
面白いものですね。今回紹介したLeon Wareは10年位前は、手に入れるのにそれなりの「投資」を余儀なくされました。ところがそれから10年以上経つと時代もスライドして、今はSOS BANDなどが手に入れるのが難しくなってきているんですね。たしかに「SANDS OF TIME」、「ON THE RISE」、「JUST THE WAY YOU LIKE IT」あたりはオークションでも結構な高値がついているようですね。
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2ca-percent at 2004-07-27 18:46
こんにちは。SOS BANDがオークションで高値がつくなんて
想像もしてませんでした。 個人的は「SANDS OF TIME」に収録されている 「THE FINEST」が好きで思い出もあります。 って呑気に書いてる場合じゃなくて、早く追いつかないと、、、。
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show-zono at 2004-07-27 22:06
SOS Bandで1回やったほうがよろしいでしょうか・・(笑)
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airplay
at 2004-07-29 08:46
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もちろんおねがいします!
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